《テイスティングノート》
金色がかった麦わら色と繊細な泡。香りは硬質なミネラル感をよかんさせる引き締まったもので、繊細な柑橘類が主体。わずかに焼きたてのパンやドライフラワー、マジパンの香りが広がります。ドサージュをまったくしないブリュット・ナチュレなだけあり、緊張感のあるドライな味わい。活気ある酸味と深みがあり、クリーミーな口当たりが優雅さと複雑さを引き立てます。わずかな苦みを感じさせる余韻は、一般消費者よりも通受けを狙っているように感じます。
《こんな方に飲んでほしい》
シャンパンが大好き!中でもレコルタン・マニピュラン(自社畑からシャンパンをつくる小規模生産者)のものをいろいろ飲むのが好き。ブドウの質が高くドサージュ控えめな、あのストイックな味わいが心地よい。
そんな方こそこのワインの正客です。「チリのスパークリング」と考えれば高価ですが、先述のようなレコルタンのシャンパンにくらべたら半額以下。普段飲みにいかがでしょうか。
《このワインについて》
ブラン・ド・ブラン スパークリングワインは、ヴィーニャ・エラスリスがアコンカグア・コスタ・ヴィンヤードに2005年と2009年に植えたブドウから作られています。太平洋から12キロ離れたこのヴィンヤードは、粘土や片岩を含む土壌により、ワインにミネラルの風味を与えています。
Errazuriz Traditional Method Blanc de Blancs Brut Nature