Frog's Leapの理念


ワインの気持ちでワインを考えること。

「Thinking Like a Vine」これはナパ・ヴァレーで40年間ぶどうを育ててきた、農場主でウィ案の造り手、ジョンウィリアムズの考えを示しています。

ナパ・ヴァレーで造られたブドウの豊かさによって、皆様にワインの出来を想像させることが出来ると考えています。このナパ・ヴァレーの地でワインを造り始めてから40年経ってようやく、私は自信を持ってFlog's Leap Wineryで使うブドウのほとんど全てを育てています。
25年もの間、私たちは無農薬でのブドウ栽培、乾地農法やビオディナミの様々な側面を独自に発達させてきました。私達のやってきたことが政治的な事柄に、また反対に薄いベールを包まれたマーケティング計画に影響を与えることもわかっていました。しかし、大事なことは、私達がぶどうを育てる方法を決めることがワインの質を常に決めるということでした。





「バランス、抑制、テロワール、それらの特性がブドウをブドウたらしめる紛れのないものであり、ブドウが育つ土壌や環境と深く結びつき表現していると考えています。」

Flog's Leapの考える「ブドウ」と「環境」のつながり


ブドウは生きています。種を運ぶ鳥を引きつけるために果実が甘くなるときのように。また春につぼみが花開くときのように。次の季節に向けてエネルギーを溜め込み始めるときのように。ブドウを育てる上で、大事な決断が毎日あります。では、ブドウはどうやって判断しているのか?
それは、環境からの情報を受け取ることにあります。太陽の角度、月の満ち欠け、惑星の位置、土壌の温度や水分の状態、そして土の中の生物が出す科学的なサインで決まります。鳥が飛来してくるときや、昆虫を取り囲む環境やその時期、そして樫の木の近くに落ちるどんぐりから手がかりを得ます。つまり、環境におけるすべてのことがブドウを育てる手がかりなのです。





では、ほとんどのワイナリーでそのようなことをしているのでしょうか。ブドウの樹が立ち並べられる中で、ブドウの木の枝や、育った新芽は切り落とされてしまいます。また、殺虫剤の毒素にさらされ、強力な合成肥料を与えられます、また、土地が乾いていないのに水を与えられます。鳥をよりつけなくし、昆虫を殺し、樫の木を切る。だからほとんどの現代の農場はそれら動植物から与えられる本当に重要な情報が得ることができていないんです。このようなことにおいて、私達がブドウを育てる際の選択は、革命的ではありません。むしろ、環境とブドウを再び結びつけるためにしなければならない基本的なことに取り組んでいます。私達は土地を耕す際には重労働をすることで土壌自体の様子を確かめるとともに、環境への影響をできるだけ小さくしています。

ブドウを育てる「土壌」へのこだわり


自然で起きていることを人間が補うことで、目に見える方法でワイン造りを実践しています。健全で活気のある微生物がたくさんいる土壌では、冬に降る雨がよく浸み込み、1年を通して土壌に必要な栄養や水を与えています。私達が多様な生物のいる土壌を守るには、ブドウを育てていない時期に育てる植物や虫の生きている場所を取ることが出来ると知っています。私達はブドウ畑に尊敬の念を持って、世話をすることで、ブドウは太陽の角度や日照時間の長さ、日中の空気の暖かさを測り、ツタや葉をよりよく使うことが出来るようになると私達は知っています。

私達が考える「ワインの性格」


極論を言うと、バランスはワインを作った結果ではなく、むしろワインに使われたそれぞれのブドウの割合が完璧であるということです。抑制とはワインに含めるアルコールを低くするためにワインセラーを基本とした熟成ではなく、むしろ、自然自体の慎ましさを反映するものである。そして、テロワールに対する敬意は、曖昧な市場での取引における段階ではない。いや、むしろ健全で生きた環境の中で育てられた純粋なワインが誕生したときに得られる、完璧さや高まった感動である。
世界におけるもっともよいワインはこのような知識から育てられ誕生する。そして、私達が生み出したワインがその中にあるという誇りを持っています。

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