《生産者について》
カレラの創業者はジョシュ・ジェンセン氏。DRCのワインに感銘を受けてその門を叩きワインづくりを学びました。
故郷に戻った後「ロマネ・コンティのようなワインをつくれる土地」を探し歩き、当時はワイン産地でなかったマウント・ハーランを開拓しました。
カリフォルニア産ピノ・ノワールの生産者として非常に早い段階から日本に紹介されており、知名度抜群のワイナリーです。50代60代くらいの方で昔からワインを飲んでおられる方なら、1度ならず口にしたことがあるのではないでしょうか。
現在はジョシュ・ジェンセン氏の引退に伴い、ダックホーングループの傘下に入りました。しかし、醸造チームなどもそのまま受け入れたため、その味わいはしっかりと継承されています。
《上司宅への手土産ワインに》
「セントラル・コースト」はカレラがつくる白のスタンダードワイン。たとえばこれを、上司や年上の方のお宅にお邪魔する時に持参して一緒に楽しむのはいかがでしょうか。
少しエチケットデザインは変わったとはいえ、ワイン好きの方なら「カレラ」の名前は知っておられるでしょう。しかし20年前ならいざ知らず、今はカリフォルニアのシャルドネなんて無数に流通しています。「昔よく飲んだなぁ」って懐かしく思ってもらえるかも。
それだけ昔から飽きられずに売れ続けている。それはそのまま「ハズレがなく美味しい」証明とも言えます。きっとワインにうるさい上司も文句は言わないはず。
目上の方と楽しむ手土産ワインとして、安牌のようなワインだと言えます。
《テイスティングノート》
ほんのりとシナモンを感じるピーチパイ、キンカンのリッチな香り。リンゴや洋梨の果実味がクリーミーなボディとともに広がり、甘く香ばしいオークの余韻で締めくくられます。
Calera Central Coast Chardonnay