《このワインについて》
長期熟成型のワインはボルドーのみならず世界各地でつくられます。しかし20年も前のワインが普段飲み価格で買えて、そして気に入ったならまた買えるくらいの数量がある。気軽に楽しめる熟成ワインを供給できる産地は、ボルドーの他にありません。
サン・テミリオンの東側、コート・ド・カスティヨンにある南-南西向きの斜面から、このワインはつくられます。メルローとカベルネ・フランに、少しだけコット(マルベック)がブレンドされるのが少し珍しいところ。
熟成による落ち着いたレンガ色を帯び、カシスやトリュフ、腐葉土、スパイスのような複雑な熟成香が広がります。口に含むと角の取れたシルキーなタンニンと、熟成によって深みを増した果実味が広がり、穏やかで上品な余韻が長く続きます。
「20年前、自分は何をしていただろう?」過ごした時間に思いをはせながら、ちょっと贅沢な週末の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
《生産者について》
シャトー・ラ・クロワ・ペイレールの創設者であるマルセル氏は、1950年ごろまではシャトー・トロロン・モンドで働いていました。サン・テミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに格付けされる名門です。
当時はシャトーも現金がなく、彼の退職金替わりは0.5haの畑と家でした。そちらの畑でつくるのが「シャトー・マルソラン」であり、もともと故郷で所有していた12haの畑が「シャトー・ラ・クロワ・ペイレール」です。
現当主のドミニク・シュナード氏は、「人間が自然の一部であり仲間である」という考えに基づき、生物多様性を尊重したワイン造りを実践しています。
Chateau La Croix Peyreyre