《生産者について》
マスカ・デル・タッコはプーリア州エルキエにある協同組合。フェリーチェ・メルジェ氏が2010年に購入して現在の名前としました。彼は当店でも人気のブランド「ポッジョ・レ・ヴォルピ」のオーナー醸造家であり、その技術力と資金力により、伝統を大切にしながらモダンなワインを造るワイナリーへ進化させました。
《このワインについて》
この「ル・ラッパイオ」の畑は伝統的なアルベレッロ仕立てで栽培されます。これは他の地域で「ブッシュヴァイン」と呼ばれている、ブドウの樹の剪定方法です。
一般的な垣根仕立てでは、畝にワイヤーを張って蔦を上へと誘導します。一方アルベレッロ仕立てではワイヤーを使わず、樹が背丈低く自立するように剪定します。プーリアに吹く強い風を受け流すことができるほか、葉っぱが広がりブドウを日焼けから守るメリットがあります。夏に高温になるプーリアにおいて、アルベレッロ仕立ての方が樹が必要とする水分が少ないのも利点です。その分、単位面積あたりの収穫量は減り、機械化が難しく手作業のコストがかかるデメリットがあります。
そのアルベレッロ仕立てゆえであろう風味の凝縮感を感じるのがこのワインです。
よく熟したチェリーやイチゴのようなフルーツに、スミレのような紫の花、ローズマリーのような地中海ハーブが香ります。どっしりと滑らかなフルボディの味わいで、ほのかにレーズンのような風味もあります。タンニンや酸味は穏やかで、まったりとした余韻が続きます。
Masca del Tacco Lu Rappaio Primitivo di Manduria