《このワインについて》
マルゴー村の4級格付けであるシャトー・マルキ・ド・テルム。そこがシャトーの創業年である1762年の名をつけて新しくリリースしたのが、この「キュヴェ1762」です。2018VTが初リリースなので、こちらで2年目です。
創業以来ほとんど変わることのない、この地のテロワールに敬意を表した新しいキュヴェという位置づけで、セカンドワインというわけではありません。
マルゴー村の味わいといえば、パワフルさや凝縮感とは真逆の、細身でしなやかな口当たりと上品さ。2019年は温暖でブドウの熟度が高かったヴィンテージですが、その上品な個性はしっかりと感じられます。
《テイスティングノート》
香りはまず黒色ベリー系。そこにカカオやチョコレートのような樽熟成由来の落ち着いたニュアンスが混ざります。この価格帯ですから、少しだけ熟成が進んでいるのでしょう。リコリスや甘いスパイスの香りも感じます。適度な凝縮感を持つ口当たりと、マルゴーらしい気品のある酸味を持ち、タンニンはとてもち密です。
ワイン単体での満足度が高い一方で、特にメニューを考えず夕食時に開けてしまっても、ミスペアリングは起こりにくいでしょう。
Marquis de Terme Cuvee 1762