《このワインについて》
唐辛子の刺激とタンニンの刺激は、一般に相性が悪いです。白ワインやスパークリングで悪くない相性のものは多いですが、ピリ辛料理と赤ワインは本当に難しい。舌がヒリヒリしているところにタンニンが追い打ちをかけてくるような感覚があります。
その点でこの「ガリオッポ」は特殊。唐辛子の刺激を丸く包み込むように全く喧嘩しないのです。かつてワイン漫画『神の雫』にて、リブランディの別のガリオッポが「キムチにあうワイン」として紹介されていました。それもカラブリア州が唐辛子の名産地であることを知れば納得です。
黒いベリー系の香りに様々なスパイスのニュアンス。落ち着いた印象の角のない果実味と適度な量のタンニン。ワイン単体で印象深いタイプではありませんが、ペアリングにてなかなか他にない個性を発揮します。
《生産者について》
リブランディはカラブリアの地で4代にわたりブドウを栽培してきた生産者。「ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えたい」と土着品種から造られたワインの魅力を伝え続けています。
土着品種を大事にしつつカベルネ・ソーヴィニヨンで味わいの背骨を強化した「グラヴェッロ」がワイナリーを代表する作品です。
2013年には3代目社長のニコデモ・リブランディ氏が、ガンベロ・ロッソ誌にて最優秀ブドウ栽培者に選ばれました。
Librandi Ciro Rosso Classico