《生産者について》
リュベロンという生産地区の実に55%を占め、ローヌ全体の6%を担っています。それほど多くのワインを産出するのが、1965年に設立された生産者協同組合「マレノン」です。
協同組合というのは生産規模が大きくなりやすい形態です。マレノンは約400人の生産者が4000haの畑を管理しています。それだけ広大な畑からつくるのですから、スケールメリットを享受し、味わいの安定性やコストパフォーマンスは抜群です。
《このワインについて》
ワイン名につけられたINVENTAの意味はラテン語で「発見」。その名に相応しい、目の覚めるような濃厚さを持ったワインです。
このワインの畑はリュベロン山麓の北側、北東向き斜面です。日当たりが悪く冷涼で、ブドウが熟すのは遅い環境です。そこでアルコール15.5%(2018VT)まで持っていくというのは、かなりの遅摘みをしているということでしょう。
大粒のよく熟れたベリー系フルーツを思わせる濃密な香りに、ほのかな樽香が複雑さを添えます。味わいは濃厚な果実味とよく熟したタンニンが特徴。同じシラーのワインとしてコート・ロティと比較して、よりボリューミーで親しみやすい印象です。
食事に合わせやすい上品な酸味が大事にされる昨今、ここまで突き抜けた濃厚さ、パワフルさを持つワインは少ないです。
Marrenon Inventa Le Roc