《生産者について》
1860年に設立された、オーストラリアでも最古の一つに数えられるワイナリー「タービルク」。フィロキセラが流行る以前に植えられた、設立当時のシラーズから今もワインを造り続けています。
ヴィクトリア州メルボルンから北に120km。内陸部ながら水の豊富なナガンビー・レイクに、このワイナリーはあります。
醸造方法は一貫して伝統的な手法を変えません。赤ワインはオークの開放樽で発酵し、室温が15‐16℃の地下セラーにて、100年以上前から使い続けているオークの大樽で熟成させます。
醸造法は変えない一方で、時代の流れにあわせて環境保護への取り組みには積極的です。ソーラーパネルの設置や緑化活動など、サスティナブルな取り組みには余念がありません。
《このワインについて》
シラーズはオーストラリアを代表する品種として知られます。しかしオーストラリアは一国で「大陸」と言われるだけあり超巨大。東西に広い産地をひとまとめに「シラーズに向いた土地」と言うのは大雑把すぎます。
それでもナガンビー・レイクという決してシラーズで有名ではない土地、そのスタンダードワインがこの品質なのです。バロッサ・ヴァレーやハンター・ヴァレーのものが美味しいのはもちろん、美味しいシラーズの層が厚い国というのを改めて感じます。
よく熟したプラムやベリーの香りに、スパイスやリコリスの香り。滑らかで濃厚な果実味がジューシーに広がり、しなやかで噛み応えのあるタンニンが熟成ポテンシャルを感じさせます。
Tahbilk Shiraz