《このワインについて》
スワートランドはステレンボッシュの北方に広がる産地。緯度は低いので日差しは強いのですが、非常に乾燥しており夜間は冷え込みます。その昼夜の寒暖差がブドウの酸を保ちます。さらに生産者の傾向として、少量・高品質なワインをつくるワイナリーが多く、気候の割に繊細な味わいのワインが多くつくられます。
中でもローヌ系品種、特に高樹齢のブドウからつくられるグルナッシュは注目を集めています。アルコールを上げすぎない、透明感のある味わいの「キレイ系グルナッシュ」が近年の流行。その頂点はサディがつくる「ソルダード」でしょうが、その半額で楽しめるこのワインもなかなか上質。やさしい口当たりでほっとする味わいです。
《テイスティングノート》
まるでピノ・ノワールのような、淡く透明感のあるラズベリーレッド。チェリーやイチゴ、ザクロなどの赤系フルーツの香りがピュアに広がります。その色合いのイメージどおりのやさしい味わい。透明感のある果実味がスムースに広がります。ピノ・ノワールよりも落ち着いた、まろやかな酸味。飲み疲れしない、飲み心地抜群のワインです。
《生産者について》
デイビッド&ナディアはスワートランドで注目を集める若手生産者の一人。
デイビッドはステレンボッシュ大学で醸造を学んだあと、ウォーターフォードやラステンバーグなどの南アフリカのワイナリーや海外で修業。2010年から自身のワイナリーをスタートしました。ワイナリーは自然に囲まれた手作り感のある建物で、決して資金力があるようには見えません。しかしその味わいは非常にクリーンで、確かな技術力を感じます。同じ大学で栽培を学んだ奥さんのナディアとともに、最小介入主義でワインをつくります。
David & Nadia Grenache