《このワインについて》
ワインはブレンドするほどそれぞれの個性が平均化されます。このワインの2023VTは、5道県から9種類以上のブドウをブレンド。これほどいろいろ混ぜると、ブドウ品種や一つの産地の個性は感じられず、「日本ワイン」と生産者の個性のみが現われます。
「様々な料理に寄り添って、飲む人を笑顔にするように」
そんな願いが込められたこのワインには、日本画のさくらが描かれたエチケットがピッタリです。
《テイスティングノート》
日本酒のような甘い香りに、ミカンなどの和柑橘のニュアンス。ほんのり紅茶のような香りもあります。口に含めばやわらかいアタックとともにほんのりと甘味が広がり、穏やかな酸味としみいるような余韻につづきます。
《生産者について》
ココ・ファーム・ワイナリーは、栃木県足利市にあるワイナリー。全国的にも特殊なのは、その設立の経緯にあります。
もともとは1958年、中学の特殊学級の教員だった川田昇氏とその子供たちが、3haのブドウ畑を拓いたことが始まりでした。1969年には知的障害のある成人のための施設として「こころみ学園」が設立。学園では酒造免許が下りなかったため、1980年に父母たちの出資により「ココファームワイナリー」が設立されたのです。
カリフォルニアのワイナリーで経験を積んだブルース・ガットラヴ氏をコンサルタント、そして取締役として招聘。彼が中心となってココ・ファームの土台を築いていくこととなります。
県外にもたくさんのブドウ畑を取得するとともに、栽培するブドウ品種も多様化。多くの品種から様々なタイプ・価格帯のワインをつくっています。
Sakura Rose Coco Farm Winery