《生産者について》
日本ではまだまだ低い知名度ながら、オーストラリア国内ではシラーズの名手としてすぐ名前が挙がるというロックフォード・ワインズ。高級シラーズのメッカである南オーストラリア州/バロッサ・ヴァレーのワイナリーです。
オーストラリアワインの評論家ジェームズ・ハリディ氏は「この産地を象徴する、説明する必要のないワイン」として「ペンフォールズ “グランジ”と並ぶ存在」として紹介しています。同時に「ヘンチキ “ヒル・オブ・グレース”ほど希少だ」とも書いています。どちらも10万円前後の超高級シラーズなので、もしそれらに比肩するのではれば、およそ1/10という価格は魅力的すぎます。
その生産量の少なさから、入手難易度はかなり高く、昔から買い続けている人しかなかなか飲めないといいます。
《このワインについて》
「モッパ・スプリングス」という地区は、バロッサの中でも最も乾燥していると言われます。それは病害の少なさにもつながり、ブドウの樹が長く生き残りやすいということ。それでもこのワインに使われるグルナッシュやシラーズのように、一部は樹齢150年以上というのは稀です。
古い樹は収量が落ちる代わりに、一つの房に栄養を集中させ、品質が高くなると言われます。19世紀に植えられたブドウは世界的にも少なく、その希少なものから生まれるワインがこの価格は奇跡と言えます。
大粒の熟したチェリーやチョコレートのようなアロマ。クローヴやブラックペッパーのようなスパイスも感じます。タンニンはあまり目立たずスムース。長い余韻とその広がりに、150年を生きるブドウの生命力を感じます。
Rockford Moppa Springs GMS