《生産者について》
Kisvinの創業者である荻原康弘氏は、山梨県甲州市塩山地区のブドウ農家の3代目。2001年頃より畑を引き継ぎます。そのころよりワイン用ブドウに注目し、その栽培に関する勉強会グループを主催します。
2008年にはシャトー酒折にブドウを供給しはじめ、委託醸造の形で「Kisvin Koshu」を発売。その後2013年に自社の醸造所が完成し、製造を開始しました。
ちょうどそのころ、醸造責任者である斎藤まゆ氏が加入。早稲田大学を中退し、カリフォルニア州立大学でワイン醸造を学び、ブルゴーニュで研鑽を積んで帰国した才媛です。
「高品質のブドウが出来さえすれば、醸造とはシンプルかつ平易なものである」
その考えのもと、分析したデータに基づくち密な栽培管理をしています。
コンテストでの入賞を重ね、「Kisvin」の名はいたるところで目にするようになりました。にもかかわらず公式オンラインショップはなし。販売は全て全国の酒屋さんに任せ、ワイナリー見学も受け付けていません。それだけ高品質なワインをつくることに集中している証。良いものは人づてに広がっていくことを信じているのでしょう。
《公式テイスティングノート》
中心に深みのある、やや明るいルビーの色調。抜栓すると、華やかな香りがグラスから溢れてくる。熟したプラムやダークチェリー、レッド・ローズの花束、ナツメグのようなスイート・スパイス、そして上質なオーク樽の香りが溶け込んでおり、複雑で奥行きのある香り。時の経過とともに香りはさらに発展し、紅茶様の香りが立ち上がる。味わいのアタックから熟した果実味と風味豊かなスパイスのタッチ、そして調和した樽の風味が口中に広がる。全体を引き締めエレガントな印象を与える高い酸味と、滑らかなタンニンが滋味深さを与えてくれる。キメの整ったタンニンと充実した果実味のバランスが良い。
優良なクローンが着実に増えてきており、今後 10 年以上の熟成を経てさらに発展するポテンシャルを秘めているワインだと思う(荻原談
Kisvin Winery Pinot Noir