《このワインについて》
幅広いタケダワイナリーのラインナップの中で、自社畑のブドウのみからつくる「ドメイヌ・タケダ」シリーズの1本。一番の特徴は、樹齢がなんと約80年という希少なマスカット・ベーリーAを使用していることです。
日本ワインがこれほどメジャーになったのは、せいぜいここ10年のこと。ワイン造り自体は明治時代から盛んだったものの、一度フィロキセラで大きなダメージを受けた歴史があります。生産効率が悪くなる古木を植え替えずに守っている畑は非常に希少です。湿度が高く病気が多い日本において、80年生き延びるというのも大変なこと。創業が1920年というタケダワイナリーの自社農園だからこそです。
イチゴや梅のような繊細なアロマにチョコレートのようなニュアンス。しなやかな果実味に続いて様々な風味が広がります。口当たりと酸味のしなやかさ、余韻の伸びには樹齢の高さを感じさせます。
《生産者について》
日本ワインはその栽培効率の悪さゆえに、輸送費が低くとも輸入ワインに対して決して割安感はありません。特に新設のワイナリーは設立費用の返済があるので、ワインが割高となるのは致し方ありません。
そのうえで「安くて美味しい日本ワインを」と考えるなら、歴史の長い生産者を選ぶべきです。その一つがこの「タケダワイナリー」。前身の「武田食品工場」がスタートしたのは1920年というのですから、100年以上の歴史をもっています。
Domaine Takeda Bailey A Viellie Vignes