《生産者について》
楠わいなりーがあるのは長野県の須坂市。日滝原(ひたきはら)という扇状地に畑があることで水はけがよく、それが健全なブドウ栽培を助けています。
ここはブドウの生育期間における積算温度がボルドー地方と近く、ブドウが十分に熟すことが出来る暖かさがあります。温度はあっても日照時間は短いため、それを補うべく「スマートダイソン」という仕立て方を採用しています。土壌の生物多様性を守り、菌の力も借りてブドウの樹に栄養を集中させるべく、「不耕起」(土の表面を掘り起こさないこと)を採用。除草剤や合成肥料は原則使わない、ながら「有機栽培」をうたうつもりはないそうで、科学的な根拠と経験にもとづいて真剣にブドウ畑に取り組まれていることが伝わってきます。
《このワインについて》
ここ数年でごく一般的になった「オレンジワイン」。その流れに乗ってつくられたこちらは、どうやら品種非公開であることがポイントです。
メロンや洋ナシのような甘いフルーツ、それから和柑橘のようなやさしい酸味のフルーツの香り。例えば南アフリカやオーストラリア産ワインのようなハッキリとしたフルーツ感ではなく、どこかもやがかかったように柔らかい印象。ジョージアのオレンジワインのような明確なタンニンはなく、ほのかな苦みが果皮を漬けこんだニュアンスを感じさせます。
Kusunoki Winery Orange