《このワインについて》
数多い高畠ワイナリーのラインナップの中で、栽培家の名前を冠した「Viticulturist」シリーズの1本。上和田地区で大浦亮一氏が育てたブドウでつくるのがこのシラーです。
驚くべきは2019年ヴィンテージが2025年4月になってリリースされたこと。タンニンを和らげるためでしょう。樽熟成期間を29か月と長くとっています。日本ワインでこれほど長い樽熟期間をとるものは珍しく、長ければいいというものではないとはいえ、ブドウの品質への信頼ゆえでしょう。
その上でリリースまで瓶熟成の期間も設けられています。最高のブドウを最高の状態で味わってほしいというこだわりが現われています。
2019年ヴィンテージはアルコール度数13%とやや控えめ。少し控え目な口当たりながら、シラーの特性であるスパイシーさは十分に感じられます。長い熟成期間による全体の調和が素晴らしい1本です。
《生産者について》
高畠のブドウづくりの歴史は、明治10年に時沢村で始まり、明治40年に山梨から移植されたデラウェアの栽培が成功して以降、高畠は日本一のデラウェア産地として広く知られるようになりました。高畠ワイナリーは約50軒の契約栽培農家と共に、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マスカット・ベリーA、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブラン、デラウェアなど12種類のブドウを栽培しています。栽培方法は平棚式で、減農薬に努めて良質な土壌を守っています。
高畠ワイナリーは、100年にわたり世代を超えて地域の農業を支え続けるという理念の下、世界に誇る品質のワイン造りを追求しています。このようにして、高畠から世界に誇るワインを生み出しています。
Les Trois Ciseaux Oura en Kamiwada Syrah Takahata Winery