《生産者について》
1995年がファーストヴィンテージとして登場したプレミアムチリワイン『セーニャ』。カリフォルニアワインで成功を収めたロバート・モンダヴィ氏と、チリの名門「エラスリス」の当主エジュアルド・チャドウィック氏のコラボレーションとしてこのプロジェクトが始まりました。
セーニャの畑があるのは、アコンカグア・ヴァレー。チリのワイン産地としては低緯度にあり日差しは強いのですが、昼夜の寒暖差が大きいといいます。石がゴロゴロした土壌はやせており、ブドウが栄養を奪い合うため樹勢が抑えられ、低収量高品質のワインをつくりやすい地域です。凝縮度がありつつ酸味もタンニンも豊富という産地の特徴が、しっかりと「セーニャ」のワインから感じ取れます。
【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2015年12月のレビュー]
2013年セーニャは、おそらくこれまでで最高のヴィンテージと言えるだろう。2013年は涼しい気候の年であり、フレッシュな風味と、ニュアンスに満ちたエレガントで純粋なワインを生み出すのに適していた。ヴィニャ・セーニャでは、この自然条件を活かし、アコンカグア・バレーに約16年前に植樹された42ヘクタールの自社畑から、カベルネ・ソーヴィニヨン58%、カルメネール15%、マルベック12%、メルロー10%、プティ・ヴェルド5%という見事なブレンドを生み出した。品種構成は微調整され、ここ数年でオーク樽の使用も徐々に減らされている。醸造工程は極めてシンプルで、ステンレス鋼タンクでの発酵後、フレンチオーク樽(新樽75%)で22ヶ月間熟成。繊細な香りは赤系・黒系果実のフレッシュさが際立ち、古典的なタバコや砕いた胡椒のニュアンスに、見事に溶け込んだオークがスパイシーさとほのかなスモーキーな香りを添える。赤果実の風味が際立ち、鮮烈な清涼感を添える。直線的でジューシー、シャープかつ余韻が長く、非常に味わい深く、微細でわずかに粒感のあるタンニンを備える。見事なバランス、古典的なプロポーションと対称性を有する。セーニャの全ヴィンテージを経験したわけではないが(いつか…)、試飲した年次の中では間違いなく最高傑作である。ボトル熟成でさらに開花し、長期にわたる熟成が期待できる。
[Luis Gutierrezによる試飲 飲み頃予想2016-2029年]
Sena