《生産者について》
ジョン・コングスガードが設立したこのワイナリーは、自社畑だけでなく契約畑からも素晴らしいワインをつくることで知られます。今では高級ワイン用のブドウ調達として一般的になった、オーダーメイドのブドウ栽培。ブドウの対価を収穫量ではなく栽培面積で支払うことでできる、低収量で品質を最優先した栽培を依頼することの第一人者なのです。
クオリティーに対する姿勢は尋常ではなく、品質に満足できない年は容赦なく生産量を減らします。
《このワインについて》
コングスガードは、父が判事であったことから名づけた自社畑「ザ・ジャッジ」からつくられるシャルドネで有名です。しかしそれは多い年で15樽(300ケース)ほどしかつくられない希少品。コングスガードの名声を高め、保っている看板ワインはこの「シャルドネ ナパ ヴァレー」です。
コングスガードのシャルドネは、「ブラック・シャルドネ」と呼ばれる醸造法で有名です。果汁圧搾時に黒くなるほど過剰に酸化させることで、逆に酸化に強くなり、より長い熟成ポテンシャルを得ると考えられます。2年間のシュール・リー熟成でワインは還元され、健全な色合いに戻ります。
実はこの手法、ジョンがかつてブルゴーニュにて、コント・ラフォンやコシュ・デュリから学んだ、昔ながらのブルゴーニュの手法だといいます。
《ジョンによるヴィンテージコメント》
2023年ヴィンテージは、伝統あるハドソンとハイドのブレンドに、故ウォーレン・ウィニアルスキーが手がけた壮麗なクームズヴィルの自社畑(アルカディア・ヴィンヤード)で育まれたブドウを加えることで、力強さと華やかさを併せ持つワインに仕上がった。今まで同様、柑橘と蜂蜜のアロマ香り立ち、生き生きとした塩味とミネラル感がタイトに緊張感を持ったフィニッシュへ続く。以前ロバート・パーカーがセラーでテイスティングした時に「ナパのバタール・モンラッシェだ」と称賛した逸話がある。
Kongsgaard Chardnnay Napa Valley