《ビエルソはスペインのブルゴーニュ?》
スペインの銘醸地といえばリオハやプリオラート、トロ。それらのなかにビエルソが肩を並べつつあります。
ビエルソが「スペインのブルゴーニュ」の呼ばれている理由は2つ。
一つは味筋。高い凝縮度や豊富なタンニンは求めず、上品な酸味を基調としたエレガントスタイルであること。二つは「クリュ」の考え方。ブルゴーニュやピエモンテにならった、畑ごとのテロワールを表現することを大切にすることです。
その代表格といえばラウル・ペレス氏。彼の甥にあたるセサール・マルケス氏にも、近年注目が集まっています。
《生産者について》
セサール・マルケス氏は1988年生まれ。1752年に設立されたビエルソで最も古いワイナリー「カストロ・ベントーサ」の9代目として生まれました。それゆえ古く優良な畑を取得でき、彼が所有する12haの畑は全て標高450m以上の高地。しかも樹齢80-130年という古木が植わっています。
ブドウの収穫時期を決める成分分析を一切やめ、食べて味覚で判断しているのが珍しいところ。ブドウの破砕は昔ながらの足踏みで行い、おだやかな抽出をしているそうです。
ワインアドヴォケイトのルイス・グティエレス氏は、「2017年にビエルソを訪れた際の大きな驚きのひとつであったことは間違いない。ビエルソで注目すべき新しい名前だ」と絶賛しています。
【パーカーポイント94点】
[ワインアドヴォケイト誌 2025年7月のレビュー]
2023年産パラヘスは彼の地域限定赤ワインであり、様々な産地、土壌、日照条件、標高(海抜450-780メートル)のブドウをブレンドしたものです。エル・ビエルソの真髄を体現するこのワインは、9つの村に点在する45の区画から収穫されたブドウを使用しています。熟成度は中程度で、アルコール度数13.08%、pH3.58、酸度5.34g。2022年産よりアルコールが低く、よりフレッシュな印象。重厚でありながらバランスが取れ、優雅で骨格が細やか。今年の村名赤ワインに非常に近い味わいだ。これはお買い得品と言える。
[Luis Gutierrezによる試飲 飲み頃予想2025-2032年]
Parajes del Bierzo Cesar Marquez