《ターリャワインについて》
首都リスボンに近いアレンテージョ地方。そこには2000年以上前のローマ時代から続く「ターリャ」をつかった伝統ワインがあります。「ターリャ」というのはポルトガルでアンフォラのこと。粘土で作る素焼きの甕(かめ)でつくるワインのことです。ジョージアの伝統ワインともよく似ています。
ターリャワインは白ブドウも黒ブドウも果皮ごとターリャに入れます。なので白ブドウを使えばオレンジワインができあがります。ワイナリーに運び込まれたブドウは、除梗・破砕したうえで茎の一部とともにターリャに入れられ、自然発酵します。
このワインはその伝統を守るため、ブドウ以外は何も加えず、亜硫酸無添加でつくられています。ジョージアと違ってターリャは地面に埋めません。甕の下部から出来上がったワインを抜くとき、沈殿物が自然のフィルターになるといいます。
そのため無濾過・無清澄で瓶詰め。澱が沈殿しやすいため、飲む際はご注意ください。
《テイスティングノート》
クランベリーのような赤く酸っぱいベリーに、紫蘇ジュースのような香り。コショウのようなスパイスとローズヒップのようなニュアンスも感じます。フレッシュな果実味と適度な渋味を、豊富な酸味が下支えしています。
亜硫酸無添加でつくるため、酸を高めに保つ必要があり、そのためにブドウはやや早く収穫しているとか。それが低めのアルコールにつながっています。
Mestre Daniel 26 Thalhas