《テイスティングノート》
このワインを一口飲んだ瞬間、「ボルドーワイン好きの知人に銘柄を隠して持っていきたいな!」と思いました。しっかりまだ果実味は残っていながら、タンニンは熟成で滑らかになり、ほのかに熟成香が出始めたバランス。きっと「1万円以上」と予想してくれるはずだと。
よく熟したベリー系フルーツの香りは、熟成により落ち着いた雰囲気。深みのある杉やヴァニラの香りに、ほのかにタバコのようなニュアンスも混ざって素晴らしく複雑。飲み頃を迎えて、それがさらに10年は続きそうなポテンシャルを感じる味わい。甘い風味は控えられ端正なバランス。複雑な余韻がしっかり長く続きます。
暖かいヴィンテージで飲みごろに入った、ボルドー/サン・ジュリアン村の4-5級シャトー。そのあたりとなら十分に張り合えそうだと感じました。
《生産者について》
カザ・デ・アタライアのワイナリーがあるのは、ポルトガル南部のペニンシュラ・デ・セトゥーバル地区。海に囲まれた半島で観光に訪れる人も多く、ワイナリーにはリゾート施設や結婚式場も備えられています。
緯度は低くブドウは熟しやすいのですが、海に近いことによる冷却効果があり、上品な酸味を保ったワインがつくれます。
Casa de Atalaia Tinto Reserva