《キアンティについて》
「キアンティ」と聞いて「わっ!美味しそう!」と思う人はそう多くないでしょう。日本におけるワインシーンの黎明期から、イタリアンレストランを中心に広く親しまれてきたから。既に知っている平凡なワインというイメージがあるからです。
中にはパワフルかつ上品で「すごいキアンティ」もありますが、このワインに関してはその「平凡なキアンティ」です。トスカーナ州の名産ワインとして、膨大な量が毎年つくられている中の一つです。その膨大な量が飲まれ続けてきたというのには、やはり理由があります。
それは食中酒としての優秀さ。夕食のテーブルにあるワインとして、「料理にあう」というより「食事を助ける」役割をするからです。イタリアンにはもちろん「あう」のですが、それ以外の料理でも「合わない」が少ない。だから夕食のメニューが何であれ、とりあえずコレでいいのです。
《テイスティングノート》
ラズベリーやチェリーなどの赤系フルーツの香り。強すぎず適度に軽快な果実味。食事を助けるやや高めの酸味とほどよい渋味を持ちます。ついすぐ次の一口を飲んでしまう、短めの余韻。特別さのないイメージどおりのキアンティですが、その分お値段も控えめ。リピートしやすいです。
《生産者について》
カンティネ・ベッリーニはキャンティ・ルフィーナ地区にあるワイナリー。19世紀後半からトスカーナで農業を始め、1950年代にワイナリーとして成長しました。5代目にあたる現在は、世界中にワインを輸出するようになっています。
Chianti Carlo Bellini