《テイスティングノート》
洋ナシやリンゴなどのほどよい熟度のフルーツ。その香りを覆い隠さない程度のちょうどいい樽香が見事に調和しています。適度な凝縮感のある果実味と、きちんとバランスをとっている酸味。近年のカリフォルニアワインとしては低めである12.5%というアルコール(2021VT)ゆえでしょう。
この価格ゆえに複雑さや飲みごたえを期待するものではありませんが、余計な濃さや人工的なニュアンスが感じられず、極めて優等生。こりゃすげぇ。
《このワインについて》
価格とアルコール度数の低さから、セントラル・ヴァレーなどの大量生産に向いた産地で、単位面積当たりの収穫量はかなり多いものと予想します。輸入元情報でステンレスタンク熟成とあるので、この樽香はオークチップでつけられたものでしょう。価格を抑える工夫をしながらも、わざとらしさのない調和のとれた味わいに仕上げる。醸造技術のすばらしさを感じるワインです。
《生産者について》
“Keep it simple(常にシンプル)”。シンプルな醸造技術にこそ、本当のワインを表現出来るというのをモットーかかげるブランドが「シー・リッジ」です。
かつて1578-1579年に世界を回ったイギリスのゴールデン・ハインド号。船長のフランシス・ドレーク氏が「カリフォルニアの沿岸地方は肥沃で開拓に向いている」という情報を持ち帰りました。そのことに敬意を表したラベルだといいます。
Sea Ridge Chardonnay