《生産者について》
大分県竹田市。久住連山がつくる標高850mの高原に、2006年にオープンした久住ワイナリーがあります。
その標高の高さゆえに畑は冷涼で、九州の他の畑と比較して収穫は数週間-1か月遅くなるそうです。そのため台風の被害にあうリスクが高く栽培は困難ですが、収穫期の昼夜の寒暖差が20℃以上になることもあり、素晴らしいブドウができるといいます。
特に近年はその名前をよく目にします。2018年に前任者の退職にともなって、支配人の土持浩嗣さんが醸造長に就任。最初は手探り状態だったそうですが、「日本一を取る」という高い目標に向かって試行錯誤。様々なコンクールで多くの賞を受賞するようになり、日本ワイナリーアワード2025では4つ星生産者に認定されました。
《このワインについて》
Gemini(ふたご座)の名をつけられたこのワインは、同じ生まれのブドウを2つの方法で醸造する白ワインとオレンジワイン。同じ契約農家さんのブドウ、同じ日に収穫したのに、成長過程を経て違う魅力を持つようになる。そんな意欲作です。
オレンジワインとして果皮を浸漬してつくるOrange Gemini。オレンジピールや金管、ラムネのような香り。適度な皮から来る渋味はあるものの酸化のニュアンスは抑制的で、マイルドな風味です。
Geminiと飲み比べれば、その違いは非常に興味深いものとなるでしょう。
Kuju Winery Orange Delawere Gemini