《生産者について》
オーロール・カサノヴァ氏は異色の経歴を持つ女性生産者。彼女はプロのバレエダンサーとして10年間舞台に立ち続けたあと、2011年に引退して故郷のシャンパーニュに戻ります。ブドウ栽培と醸造の研修所にて夫のジャン・バティスト・ロビネ氏と出会い結婚。2013年に家族から受け継いだ畑でレコルタン・マニピュランの生産者としてスタートしました。
醸造においてはジャック・セロスのアンセロム・セロスにも教えを請い、シャルトーニュ・タイエやアグラ・パールなども属する「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」の一員にも加盟。最近のRMの潮流に乗った、「テロワールを表現するシャンパン」を目指しています。
醸造の特徴としては、スタンダードとリュー・ディークラスで分かれます。リュー・ディーのものはベースワインをオーク樽発酵・熟成。瓶内熟成は短め。ドサージュはなしかごくわずかです。
《このワインについて》
生産者のスタンダードクラスに位置づけられるこのキュヴェは、モンターニュ・ド・ランスからヴァレ・ド・ラ・マルヌの地区に広がる複数区画のブドウを使用。オーロール・カサノヴァという生産者の特徴を感じるには最も適したワインです。
熟した洋ナシや白桃などのフルーツのアロマに、ほのかなブリオッシュのニュアンス。イキイキとした酸とミネラルの調和が魅力です。
Cuvee Aure Aurore Casanova