《テイスティングノート》
サワーチェリーやザクロのようなベリーに、野バラのような華やかさ。ほのかに生肉のニュアンスを感じます。口当たりは非常にスムースで整った印象。しっかり舌をつかむように味わいがとどまります。どしっと重たい感じはないのに、骨太で力強い味わい。この価格に見合わない上質な味わいです。
ほのかに梅のような酸味があります。赤身系のお肉や牛肉のカルパッチョに、梅肉を添えて食べると美味しいでしょう。

《生産者について》
プルノットはアンティノリ・グループ傘下のピエモンテ州にあるワイナリー。アンティノリに比べてたら新しいものの、その歴史は100年を超えます。
アルフレッド・プルノット氏が経営難の協同組合を買い取ってスタートしたのが1923年。彼はピエモンテの畑においても区画ごとにテロワールの違いがあることを理解していました。そこでブルゴーニュワインの概念をバローロに持ち込み、バローロの品質を劇的に向上させました。
1956年にアルフレッド氏が勇退するのにともなって、アンティノリ傘下に入って発展を続けています。
フローラルな香りを持つ、いつ飲んでもオープンな雰囲気が特徴だと言われます。

Barbera d'Alba Prunotto