《テイスティングノート》
赤や黒のベリーがシンプルに香ります。表現はイマイチですが、「イタリアの手頃な赤ワインらしい過不足のない香り」。味わいもその香り通りの軽やかでジューシーなもの。タンニンは控えめで生き生きとした酸味が口を潤します。
このワインを美味しく飲むコツがあります。一口目の口に含む量を増やすのです。たっぷり口に含むことで酸味に口が慣れ、二口目からがよりまろやかに感じるでしょう。
あわせる料理はなんでも!パスタやピザのような定番イタリアンはもちろんですが、幅広い料理にほどほどにあいます。むしろ料理との相性を考えるのは面倒くさいけどワインを飲みたい。そんな方のためのメシワインです。
こういう当たり障りのないフレッシュな味のイタリアワインはたくさんあります。でも同じ価格帯にはそうそう見つからないはずです。
《生産者について》
マシャレッリはアブルッツォ州において個人経営のワイナリーとしては最大規模。各地域に60もの畑を所有しており、そこでつくられるワインは50か国以上に輸出されています。
アブルッツォのワインが近代化していった立役者のような生産者で、トレッビアーノやモンテプルチアーノで卓越したワインをつくれることを証明しました。トップキュヴェの「ヴィッラ・ジェンマ」は1万円程度で取引される高級品です。
Masciarelli Linea Classica Montepulciano d'Abruzzo