《このワインについて》
高畠ワイナリーは非常に多種類のワインをつくっており、品質の平均値の高さが秀逸。シャルドネの白ワインだけでも数種類つくっており、このワインは自社畑からつくるフラッグシップ的な位置づけ。
「オー・ヴィーニュ」というさらに高価なワインもありますが、そちらは安定供給を望まない前提のレアワイン。こちらが実質の看板ワインです。
その大きな特徴は名前の通りナイトハーベスト。一日の中で最も気温の下がる夜間から早朝にかけて収穫を行います。そうすることで一部の香り成分が多く蓄積され、酸味を蓄えたブドウが収穫できます。ボランティアとして収穫体験に来るワインファンの力も借りて、手間のかかるこのワインが実現しました。
《テイスティングノート》
グレープフルーツや桃、パイナップルなどのアロマが、上品なオーク樽のトースト香とともに豊かに広がります。口に含むとつややかで丸みを帯びた果実味が、しなやかで繊細な口当たりをもって広がります。適度な高さの美しい酸味で締めくくられる余韻は、日本におけるシャルドネの最高峰の一つと認識させてくれます。
《生産者について》
山形県高畠町のブドウづくりの歴史は、明治10年に時沢村で始まりました。明治40年に山梨から移植されたデラウェアの栽培が成功して以降、高畠は日本一のデラウェア産地として広く知られるようになりました。
高畠ワイナリーは約50軒の契約栽培農家と共に、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マスカット・ベリーA、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブラン、デラウェアなど12種類のブドウを栽培しています。栽培方法は基本は平棚式ですが、自社畑の一部では垣根仕立てを採用。減農薬に努めて良質な土壌を守っています。
高畠ワイナリーは、100年にわたり世代を超えて地域の農業を支え続けるという理念の下、世界に誇る品質のワイン造りを追求しています。
Takahata Zodiaque Chardonnay Night Harvest Takahata Winery