《このワインについて》
単一畑である「ドーファナ」からつくられるパワフルなワインが、輸入元さんの倉庫で適度に熟成し飲みごろを迎えています。
このワインには今購入しておくべき理由があります。
キアンティ・クラッシコの最上級グレードである「グラン・セレッツィオーネ」。このワインのヴィンテージが進んで2018年になれば、グラン・セレッツィオーネの認定を取得して定価が1万円まで上がります。このワインは全く同じブドウというわけではないでしょうが、JANコードは同じで輸入元さんとしては同じ商品扱い。中身はほぼ同等品と考えられます。
試飲して感じた抜群の美味しさ。「単なるキアンティ・クラッシコじゃない」というのが納得です。
《テイスティングノート》
キノコや腐葉土、皮革を思わせるような熟成香が支配的になりつつありますが、まだベリーのような果実香も感じます。熟成によってタンニンや酸味は少しまろやかになってきており、ほどよい重量感としなやかさが舌を包みます。余韻の長さと広がりも、最上級キアンティとしてふさわしいもの。
年末にある程度ワインを飲みなれた人で集まって飲む機会、5000円少々でこのワインほど満足を与えられるものは、あまり多くはないでしょう。
《生産者について》
カルピネータ・フォンタルピーノは、キアンティ・クラッシコの南端であるカステルヌオーヴォ・ベラルデンガに拠点を置きます。80haの敷地のうち、自社畑は31ha。ただしそこからつくるワインのうち、自社のラベルでリリースするものは40%だけと、品質へ並々ならぬこだわりを持っています。
環境保護にも注力しており、ICEAのビオロジック認証を受けています。
Chanti Classico Dofana Carpineta Fontalpino