《生産者について》
エトナの名門ワイナリー「テッレ・ネーレ」は、ワイン商であったマルク・デ・グラツィア氏が設立したワイナリー。彼はエトナの標高がもたらす昼夜の寒暖差と古樹の比率の高さ、そしてブルゴーニュのように複雑に入り組んだテロワールにほれ込んでこのワイナリーを立ち上げたといいます。
ワイナリー名の「テッレ・ネーレ」は「黒い大地」を意味します。火山に由来する土壌は狭い範囲で様々に変化します。上級ワインは単一畑からその特徴を表現しています。
《このワインについて》
カルデラーラ・ソッターナの畑のなかには、通称「ドン・ピッペーノ」と呼ばれる区画があります。この土地で生まれて70年間働いていた農夫の名前にちなみます。ここにはなんと樹齢140年を超えるネレッロ・マスカレーゼが残っているのだとか。フィロキセラで多くのブドウ畑が壊滅する以前の非常に希少な超古樹です。
わずか0.8haからつくられるワインには、何とも言えない香りの深みがあり、味わいの厚みがありながらも繊細。テッレ・ネーレのトップキュヴェです。
Etna Rosso Prephylloxera Terre Nere