《生産者について》
クメウ・リヴァーは、ユーゴスラビアから移住してきたブラコヴィッチ・ファミリーによって1944年に設立されました。今は亡きマテは2代目の当主であり、今も畑の名前として彼の名が受け継がれています。
現在は彼の息子3人がワイナリーを担っており、長男のマイケルは1989年にニュージーランド初のマスターオブワインとなりました。
《このワインについて》
シャルドネとピノ・ノワールをブレンドし、シャンパンと同じ製法でつくるスパークリングワイン。ブドウの熟度の高さゆえか、マロラクティック発酵を100%行っているゆえか、味わいにしっかりとボリューム感があります。ドサージュは4g/Lと低めなのですが、そのボリューム感ゆえにあまり酸味の高さは目立ちません。瓶内熟成を36か月行っており、しっかりと酵母の自己分解によるトースト香を感じます。これが風味の豪華さにつながっており、パーティーシーンで複数人で飲んだ時も満足度が高いでしょう。
この価格帯ならある程度の種類のシャンパンを選べます。しかしクラスとしてはエントリーレンジであり、このクレマンほどの豪華な風味を持つものは稀でしょう。価格を考えた時、シャンパンではなくこちらを選ぶ価値があります。
Kumeu River Cremant