《生産者について》
「どれだけ情熱を注いでもブドウを売ってしまうだけでは品質が台無しだ。こうなったら自分たちのブドウで最高のシャンパーニュを造ろう!」
一握りの熱心なブドウ栽培家が集まって、1955年にボーモン・デ・クレイエールを設立した背景には、そんな思いがあるといいます。
なのですべてのシャンパンに貫かれているのは、畑への誇り、仲間への信頼、品質へのこだわり。それがボーモン・デ・クレイエールの協同組合らしからぬ卓越した美味しさにつながっています。
《クール・ド・キュヴェについて》
その表れの一つが「クール・ド・キュヴェ」の使用。
シャンパーニュでは4000kgのブドウを圧搾してとれる最初の2050Lの果汁を「テート・ド・キュヴェ」(通称キュヴェ)。2番搾りにあたる果汁を「プルミエール・タイエ」と呼びます。キュヴェの方が風味の透明感が高く、一般に上質とされるため、「うちはキュヴェしか使わない」と謳う生産者もいます。
キュヴェの中でも特に良質なところだけをより分けたものが、「クール・ド・キュヴェ」と呼ばれるもの。手間やコストがかかるので、通常のワイナリーはこのより分けは行っておりません。
ボーモン・デ・クレイエールではこのクール・ド・キュヴェを全てのシャンパンに使っているといいます。
《テイスティングノート》
様々なフルーツの香りがまろやかに立ち上るシャンパン。アプリコットや柑橘の風味が、きめ細やかな泡立ちとともに口に広がり、爽やかに鼻を抜けていきます。
Beaumont des Crayeres Grande Reserve Brut