《生産者について》
物価の高いカリフォルニア州。日本で2000円くらいで販売されるワインは、低価格レンジに相当します。コストダウンのために自社畑でなくブドウを購入してつくるワインが、この価格帯では一般的。そのなかでアイアンストーン・ヴィンヤーズは自社畑のブドウ100%ゆえの品質の高さが魅力です。
自社畑の管理にはコストがかかるでしょうが、その規模がすごい!なんと3000ha以上だといいます。カリフォルニアで大きなところといえば、シャイド・ヴィンヤーズやマックマニスが挙げられますがそれでも2000ha程度。広大な畑で効率的な栽培をしているから、品質を維持しつつこの低価格が維持できるのです。
シエラ・フットヒルズという町が本拠地。内陸の方にあり温暖なので、ブドウが熟すことにかけては困らないのでしょう。それだけでなく自然環境に配慮したサスティナブルな農法を実践。乾燥しておりもともとブドウの病気が少ないので、栽培コストが低いのです。
その品質の高さの証明として、2011年には最優秀栽培農家賞を受賞しました。
《テイスティングノート》
フレッシュな柑橘類やメロン、リンゴ、洋ナシなどのフルーツのアロマに、ヴァニラのような樽香。ステンレスタンク熟成ゆえのフレッシュでキレのいい酸味を持ちます。1000円台半ばのワインとしてなかなかない完成度です。
Ironstone Stone Valley Chardonnay