《リアルワインガイド86号掲載!》
「安心してください。美味しいピノノワールが至る所にありますよ」
ブルゴーニュ難民となっているワインファンに向けた企画として組まれた「5000円台以下のピノ・ノワール、あるいはそんな味筋のワイン」特集。その中の1本として紹介されたのが、このオーストリア産のピノ・ノワールです。
「唯一無二のフルーティさと大地の風味の混じりあい」と紹介されました。
《生産者について》
ヴァイングート・クレッツァーはウィーン近郊の生産者。現当主のグランツ・クレッツァー氏で4代目です。オーストリアの生産者らしく、メインの品種はグリューナーフェルトリナー。土着品種を中心に栽培しています。
2015年にはオーガニックの認証を取得。花崗岩を使ったタンクやアンフォラなどでの醸造も積極的に試しているといいます。
《テイスティングノート》
繊細なチェリーレッドで色合いは淡いもの。その見た目のとおりアタックは強くないものの、甘く熟したしなやかな果実味を持ちます。この品種らしいエレガントな酸味を持ち、じわっと広がるうま味とあわせて、最近流行りの『薄旨』と言っていいでしょう。
Kletzer Pinot Noir Ried Schwarzerder