《生産者について》
ステレンボッシュ市の住宅街のすぐそばに、グレネリーのワイナリーと畑があります。
現在の体制としてスタートしたのは2003年。”新設”といっていいほど新しいワイナリーで、まだブドウの樹齢も低いのですが、既に南アフリカを代表するブランドのひとつとして数えられるレベル。
それはオーナーのメイ・エレーヌ・ドゥ・ランクザン夫人の手腕によるものです。
豊富な資金力に支えられた素晴らしいコストパフォーマンスが魅力です。
《このワインについて》
オーナーであるメイ夫人の名をつけたグレネリーの最高峰ワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨンをメインにもちいるボルドーブレンドで、新樽フレンチオーク24か月熟成。ボルドーの一流ワインのごとく、何十年と熟成するものを目指しています。
現行のヴィンテージもワイナリーで熟成させて出荷するため、同等クラスのワインに比べて5年ほど熟成しています。その通常リリースからさらに熟成させたバックヴィンテージが入荷しました。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト誌 2015年11月のレビュー]
非常にピュアなブーケを持ち、後方、ブラックベリー、杉の香りがエアレーションによってペパーミントと融合する。味わいはミディアムボディでしっかりとしたタンニンがあり、グラン・ヴァン・ド・グレンネリーよりも男性的で、黒鉛と杉の香りが樽香のあるフィニッシュに向かって広がる。オークを完全に吸収するには数年必要だろう。口に残る塩味のフィニッシュを高く評価したい。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2018-2030年]
《2023年7月にセミナーで試飲》
現行ヴィンテージにはあるカベルネらしいグリーンノートが落ち着き、お香のような複雑な香りを感じます。粉状のタンニンはまだしっかりと存在感があり、余韻には皮革のような複雑なニュアンスを感じます。
Glenelly Lady May Red