《テイスティングノート》
プルーンのコンポートや完熟したチェリーのような濃密なフルーツの香りが、ヴァニラやタバコのような香ばしさを伴って驚くほど豊かに広がります。グラスからあふれてその空間を支配するかのよう。ボディはこれ以上ないほどリッチで重厚でありながら、適度な酸味があるので瑞々しく感じます。この価格帯のワインとしては渋味は控えめ。飲む前にグラスから鼻で感じる香りだけでなく、飲み込んだ後に鼻を抜けていく香りも素晴らしい。
一口飲めばこの価格に相応しい、いやそれ以上であることを納得させてくれます。
《生産者について》
サン・マルツァーノは2000年代に入ってから急成長を遂げたプーリア州の協同組合。シリーズごとにエチケットデザインが全く違います。そしてそれぞれに値段に見合わない濃厚な味わいで突出しており、それでいて親しみやすさ感じさせてくれるのが魅力です。
ワイナリーとして目指しているのが「ワインをシェアする美しさ」サン・マルツァーノのワインを飲めば、きっと知り合いに教えてあげたり、プレゼントしたくなることでしょう。
Anniversario 62 Primitivo di Manduria Riserva