《生産者について》
エトナの名門ワイナリー「テッレ・ネーレ」は、ワイン商であったマルク・デ・グラツィア氏が設立したワイナリー。彼はエトナの標高がもたらす昼夜の寒暖差と古樹の比率の高さ、そしてブルゴーニュのように複雑に入り組んだテロワールにほれ込んでこのワイナリーを立ち上げたといいます。
ワイナリー名の「テッレ・ネーレ」は「黒い大地」を意味します。火山に由来する土壌は狭い範囲で様々に変化します。上級ワインは単一畑からその特徴を表現しています。
フェウド・ディ・メッツォの畑は標高600m。最も気温が高くなる区画のため、大らかで柔らかい果実味とほのかなスパイス感を持った近づきやすい味わいが特徴です。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト誌 2014年4月のレビュー]
2011年のエトナ・ロッソ・フェウド・ディ・メッツォ・イル・クアドロ・デッレ・ローズは、マルコの単一ヴィンヤードの中でも、より女性的で優美な表現である。やや明るめのガーネット色で、赤い花、野生のベリー、湿った土のアロマが着実に広がる。果実の質は非常にピュアで集中している。フェウド・ディ・メッツォは長期熟成に向いている。タンニンはまだ若々しく神経質だ。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2017-2029年]
Etna Rosso Feudo di Mezzo Il Quadro Delle Rose Terre Nere