《生産者について》
カパンネッレは伝統的なキャンティ・クラシコの品質に定評のある生産者。1972年設立とそれほど歴史の長い生産者ではないのですが、だからこそでしょうか。ワイン造りはキャンティの伝統に敬意を感じるクラシックなスタイル。16haという決して大きくない畑から、素晴らしく凝縮した風味のワインをつくります。
《このワインについて》
その中でソラーレは、サンジョベーゼを主体にマルヴァージア・ネラをブレンドした珍しいワイン。キャンティに使われる品種ではないものの、イタリアの地ブドウであるため、「スーパータスカン」とは言えない。それほどモダンではなく、キャンティとの中間に位置づけて作っているワインです。
《テイスティングノート》
ブラックベリーやブラックチェリーなどの濃密ながら引き締まったアロマが豊かに香り、そこにディルやタイムなどの緑色のハーブのニュアンスが複雑実を加えます。10年以上の熟成を経て皮革のような複雑な熟成香をわずかに感じ始めました。豊富なタンニンは適度にこなれているものの大変力強く、上品に全体を引き締めています。
Solare Capannelle