《赤ワインの飲み頃温度》
「赤ワインは室温で」というのは、フランスの田舎にある石造りの家での話。日本の室温はワインには高すぎることが多いです。
しかし冬だけは室温が赤ワインにとってちょうどいいこともあるでしょう。とりわけ熟成ワインについては、暖房のかかっている部屋で18℃前後くらいで飲み始める方が、豊かで複雑な風味を味わえます。
冬の寒い日、このトナカイラベルの熟成ボルドーを開けて、映画をみながらゆっくり時間をかけ香りの変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
《テイスティングノート》
熟成は進んでいますが、カシスやラズベリーなどの果実はまだしっかりと感じます。それを覆うように紅茶や枯れ葉の熟成香がふわり。果実味はまだしっかりとしていて、きめ細かいタンニンに対して弱さを感じません。余韻にはプルーンやリコリスなど風味が続いていきます。
《生産者について》
シャトー・ボワ・モンドンはサン・テステフの北にあり、オーナーはシャトー・カステラ。メドックで最も古いワイナリーのひとつです。5代シャトーも担当する醸造コンサルタントのエリック・ボワスノ氏を迎え、手頃ながら確かなワインを生産しています。
Ch Bois Mondont