《生産者について》
エペルネの近郊、ヴィレ・スー・シャティヨンで1813年から続く歴史あるシャンパン生産者「ダヴィド・クートラ」。
父のセザール・ユベールは「ジャカール」の創業者でもあるそうです。
目指すところは「昔の本来のシャンパンつくりを取り戻そう」というもの。エグリ・ウーリエやアグラ・パールなどと意見交換をしながら、代々受け継がれてきた伝統的な製法でワインづくりを行います。その特徴は次の3つ。
○ベースワインはすべて木樽で発酵させる
○マロラクティック発酵はブロック
○瓶内2次発酵後の熟成期間は最低60か月
ワインには1番絞りの果汁のみを使い、タイユはモエやポメリーに販売しているそうです。
《このワインについて》
ダヴィド・クートラのラインナップで最も人気が高いのが「キュヴェ・プレスティージュ」。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種のブレンドでつくられます。
木樽熟成による複雑な風味と旨味がありながら、マロラクティック発酵をしないことによるフレッシュで力強い酸味。口当たりの厚みというよりはそのフレッシュさが際立っています。
質はかなり高いのですが、酸味は高く少し飲み手を選びそうな雰囲気。ワイン初心者から玄人までいろいろな人が集まるパーティーよりは、いろいろ飲みなれた人が集う場にこそふさわしいでしょう。
David Coutelas Cuvee Prestige