《生産者について》
モリードゥーカーは、南オーストラリア州、マクラーレンヴェールに居を構えるワイナリーで、サラとスパーキー・マーキス夫妻が運営しています。その勢いはまさに飛ぶ鳥を落とすかのごとく。評価誌の高いポイントとその特徴的なエチケットで、着々とファンを獲得しています。ロバート・パーカーJrは「存在する赤ワインの中で最も価値のあるワイン。のんびり歩いてちゃだめだ、走ってでも集められる限りのボトルを確保しなくては! 」と絶賛しました。
《このワインについて》
モリードゥーカーの独自基準である「マルキス・フルーツ・ウエイト」。ヴェルヴェットのようななめらかな質感が舌を包み込む面積。それが96%以上である年にしかリリースされない最上級ワインがこの「ヴェルヴェット・グローヴ」です。2021年ヴィンテージは4年ぶりのリリースなんだとか。
モリードゥーカーのワインは「レフティー」シリーズでも十分に濃厚です。しかし最上位キュヴェと比べた時、やっぱり高いワインは美味い。濃厚さは決して荒々しさではなく、余韻にかけて風味が爆発的に広がっていきます。
この価格帯のワインでもスクリューキャップ採用なのは、「飲むときはモリードゥーカー・シェイクして楽しんで」という意図です。
《テイスティングノート》
全ての要素が完璧でNo.1なモリードゥーカーの頂点。乾燥したバラやラベンダー、深いベリーのアロマに、溶けたチョコレートのような香ばしさ。濃厚ながらタンニンは尖っておらずどこまでも滑らか。まるで舌全体、先から奥までをすっぽり包み込むように感じます。熟成ポテンシャルはもちろんあるでしょうが、既に十分その魅力を発揮しています。
Mollydooker The Velvet Devil