《生産者について》
ビルカール・サルモンは自社畑、契約畑あわせて300ha以上からシャンパンをつくりつづける生産者。その歴史はニコラ・フランソワ・ビルカールとエリザベス・サルモンが結婚し、1818年に設立されたときから始まりました。歴史・規模ともに大手メゾンの一角と言っていいでしょう。
大手メゾンの中では割と"高品質志向"なのが特徴で、この「ブリュット・レゼルヴ」がスタンダードです。その分ブドウの質の高さを感じます。印象としては味わいの骨格が大きい。マロラクティック発酵はしていますが酸味はやや高め。しかしコクのある豊かな味わいのボディ感を持つので、「酸が高い」という印象よりもスケール感として感じるのです。「親しみやすさ」というより「高級感と飲みごたえ」を期待するといいでしょう。
【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年9月のレビュー]
2020年10月、1リットルあたり7グラムのドサージュでリリースされた2008年ブリュット・ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ルイ・サルモンは、グラスの中で、ドライフラワー、焼きたてのパン、バター、マンダリンオイルと混じり合った、さわやかな黄色いリンゴとストーンフルーツの香りが広がり、素晴らしい出来栄えを見せている。フルボディで豊満、肉付きがよく、テクスチャーがあり、キビキビとした浸透力のあるワインで、かなりの切れ味と凝縮感を備えている。クラマン、メニル・シュール・オジェ、シュイイの村から造られ、後者がブレンドの40%を占める。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2022-2042年]
Billecart Salmon Cuvee Louis Salmon