【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌2019年12月のレビュー]
2017年のピングスも試飲したが、2016年ボトルと2018年の樽試飲(そして発酵中の2019年もあったが、それは数えないであろう)。この年はこの地域にとって奇妙なヴィンテージであった。春の霜が作付けを壊し、その年のバランスを完全に変えたのである。2007年に、彼らは一つの区画に風車を設置したが、その区画は霜を回避することはできなかった。しかし、フロール・デ・ピングスのブドウ畑ほど激しい被害ではなかった。フロール・デ・ピングスのブドウ畑では、作付けの40%が失われたのであるが、ピングスのブドウ畑では約25%にとどまった。醸造は使用済みのバリックで始まり、ワインは12ヶ月間熟成した。その後、大型の樽に移し替えて熟成を延ばした。熟成度とハーブのアロマを交互に感じる。濃縮された年のタンニンスタイル(1995年、2004年、2014年)がわずかに感じられ、それは2016年や1996年のような滑らかな年や、リベラの風格とは異なる要素である。彼らは自分たちのブドウ畑に対する知識でこのヴィンテージを救ったのだ。過去では、このようなヴィンテージは災害になる可能性があったが、今回は違った。このようなワインは、ボトルで予想外の変化を遂げることがある。
[Luis による試飲 飲み頃予想2022-2032年]
Pingus