《生産者について》
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年にブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立されたワイナリー。130年以上もの間家族経営を続け、品質をこだわり抜いています。
一般企業のように、株主などに利益追求を求められることがないので、自分たちの信念に沿った妥協のないワインを作り続けることができる。それが家族経営を貫くメリットであると彼らは語ります。実際、ドルーアンのワインは近年高騰しているブルゴーニュの中ではリーズナブルなものが多く、消費者にとっても嬉しいところです。
彼らは北から南まで、ブルゴーニュ各地の畑を所有しています。ドルーアンのラインナップでブルゴーニュの飲み比べができるといっても良いでしょう。
ブルゴーニュワインの世界への入り口にうってつけの生産者といえます。
《サヴィニー・レ・ボーヌの特徴》
コート・ド・ボーヌではボーヌ、ポマールに続いて3番目に生産量が多い地域。グランクリュ(特級畑)はなく、22の1級畑があります。
白ワインで有名なコート・ド・ボーヌ地区ですが、実は生産量は赤ワインのほうが多く、約60%を占めています。人気の差のためか、コート・ド・ニュイ地区よりもリーズナブルな価格で美味しい赤ワインが楽しめる、赤ワインの穴場的な産地といえます。
サヴィニー・レ・ボーヌで特に注目したいポイントが、通常の畑と1級畑の価格差があまり大きくないという点。そのため、サヴィニーを飲むなら1級畑がおすすめなのです。
《このワインについて》
南向きの斜面の中腹に位置する一級畑、オー・クルーのブドウを使用して造られるワイン。
じんわりと旨味を感じる優しい果実味と、爽やかな酸味やビロードのように滑らかなタンニンのバランスが秀逸な1本です!
Savigny les Beaune 1er Aux Clous Maison Joseph Drouhin