ひときわ目を惹く真っ黒なケース、中身のボトルにはドクロ。
老舗のメゾンがどうしてこんな破天荒なデザインのシャンパーニュをリリースしたのか?
答えは当主たちの「反骨精神」にありました。
《生産者について》
ピエール・ルグラは、シャンパーニュ地方コート・デ・ブランのシュイィ村で10代に渡って続く歴史あるメゾン。
彼らの手掛けるシャンパーニュはフランス国内で75%が消費され、国外輸出はわずか。
シュイィ村のグラン・クリュのシャルドネ畑を持ち、卓越したブラン・ド・ブランを生み出すことで知られる名生産者です。
《このワインについて》
そんな歴史と伝統ある生産者がこのたび、ド派手なデザインのシャンパンを限定リリース。その理由を現当主ヴァンサン・ルグラ氏はこう語ります。
「シャンパーニュメゾンでの長年の仕事は、もちろん大好きなこととは言え、毎年同じことの繰り返し。仕事上の責任も増え、縛られた生活と感じていた」
「私はハーレーに乗るのが趣味なのだが、私のライダー姿に感化されて、妻は50歳でバイクの免許を取った」
「夫婦一緒の自由を得たい!そう思って2人でツーリングを始めた。その時いつも着ている黒い革ジャンが、ボトルのデザインの基になったんだ」
ボトルのデザインだけでなく、シャンパンの中身も反骨精神が発揮されています。
シャルドネの名手である彼らは、敢えてピノ・ノワールとムニエでブラン・ド・ノワールを造りました。
伝統に縛られることを良しとせず、「日常に対するちょっとした反逆の気持ち」を込めたのがこのシャンパンなのです。
Pierre Legras Black Jackets