ワインに対して意識が高く、飲んだワインのテイスティングノートを必ずつける。ワインについてSNSで発信することもよくある。自分の好みがわかっていて、甘くぽってりとしたものは苦手。普段飲むレンジは3000円以上…
そんなワインに真剣に向き合っているような方も、たまには深く考えずお手頃なワインを肩肘張らずゴクゴク飲みたい日もあるのでは?だからと言ってテキトーに安いワインを選ぶと、甘ったるかったり雑味が多かったりしてイヤ…
そんな時にピッタリなのが、1000円台半ばの価格ながら、上品でバランスの良いスタイルのこのワイン。力強くフルボディな「オーストラリア産シラーズ」のイメージを裏切る、心地よい軽やかさ。ただ甘濃く、果実味が主張してくるだけのワインとはひと味ちがいます。
《生産者について》
マイク・プレス・ワインズは、南オーストラリア州アデレード・ヒルズ、ケントン・ヴァレーに設立された家族経営のワイナリーです。
カルトワイン(超高級ワイン)「ペンフォールズ・グランジ」を生み出したマックス・シューベルト氏のもとで醸造経験を積んだ後、1998年、高品質なブドウを栽培することを目的に独立。
高級ワインのワイナリー仕込みの技術がつぎ込まれた自社畑から、手ごろな価格でワインを生産・供給する、オーストラリアの良心ともいうべきワイナリーです。
《このワインについて》
アデレード・ヒルズの自社畑シラーズを100%使用。寒暖差が大きい土地であるため、ブドウに適度な酸が保たれています。
ものによっては果実味ばかりが前に出たワインになりがちなシラーズですが、このワインは甘味と特徴的な胡椒の香りが心地よく調和する上品なスタイルに仕上がっています。
《テイスティングノート》
シラーらしい生のブラックペッパーとスミレの香り。カシスやブラックベリーの味わいが柔らかく広がり、タンニンと甘味が調和した心地よい余韻が続きます。
Mike Press Shiraz