《生産者について》
18世紀よりワイン造りを行う歴史ある家系に生まれた現当主グザヴィエ氏。彼は元戦闘機パイロットという異色の経歴の持ち主です。
彼の祖父はポマールの畑に加えて、シャンベルタン、ラトリシエール・シャンベルタンという2つのグランクリュを所有していました。
祖父の死後、グザヴィエ氏と彼の叔母が畑の相続人となります。ワイン造りを継承したいという強い意志を持っていた彼と、ワインに興味がなく畑を売却したがった叔母は意見が衝突し、法廷で争うことになります。
11年の長きにわたった裁判に勝利し畑を手にしたものの、相続当初は霜害に悩まされ、満足のいくブドウが得られず苦労が絶えませんでした。
しかし彼の不屈の意思が実を結び、2014年に待望のファーストヴィンテージがリリース。
ニール・マーティンやティム・アトキンなど、著名評論家らが彼のワインを絶賛。今後ますます注目の作り手となるでしょう。
《このワインについて》
2014年のファーストヴィンテージを試飲した評論家たちは、彼のワインを揃って「卓越した表現力を持ってそれぞれのテロワールの持ち味が見事に引き出されている」と語ります。
2019年のブルゴーニュは、霜害や6月ごろの大きな気温変化によって収量が低下した年。
生産者にとっては試練の年となりましたが、質については素晴らしいブドウが収穫できたところも多く、このローネイ・オリオのワインも期待できるでしょう。
Chambertin Grand Cru Launay Horiot