《生産者について》
モーゼルにおいて手ごろな価格から美味しいワインを生み、その名前の由来からも人気が高い畑が、「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン =黄金の雫」です。 多くの生産者がこの畑のワインを手掛けますが、中でもこの畑に注力しているのが、このクルト・ハインです。
なにしろハイン家が所有するホテルがその畑のふもとにあり、その名も「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン」。思い入れが感じられます。
《このワインについて》
ピースポート村にリースリングと共に植えられているシュペートブルグンダー、ファルケンベルクやギュンタースライなどの4つの畑からこのワインはつくられます。
土壌はスレートや砂質、砂利質。一般的にピノ・ノワールに向いているとは言われないブドウです。味わいから「明るく陽気な」印象はあまり受けません。しかし味わいがよわよわしいわけではなく、アルコール度数のカタログ表記は13.5%の表記です(2018VT)。
《テイスティングノート》
グラファイトの香りのような、少しツンとした控えめな香り。ドライフラワーのニュアンスも感じます。野生のベリーのような風味としっかりとした味わいの骨格。しっかりと余韻が続きます。
Spatburgunder Kurt Hain