《生産者について》
オーストラリアの銘醸地のひとつヤラ・ヴァレーにて、孤高に高品質ワインをつくってきたヤラ・イエリング。その醸造を現在引き継いでいるサラ・クロウ氏が手掛けるバリューブランドがこの「ワラメイト」です。
その畑はヤラ・イエリングの畑に隣接し、1970年の植樹。その畑を2011年に購入したことで、このワインが誕生しました。
《このワインについて》
これまでカベルネ・ソーヴィニヨン単一でつくっていたキュヴェが、メルローとマルベックを加えたブレンドに変更されました。このブドウ品種構成だと、どっしり力強い赤ワインを想像されるでしょう。同じようなブレンドをアルゼンチンで探したなら、パワフルなワインばかり見つかるはずです。
しかしそこは冷涼なヤラ・ヴァレーでエレガンスを持ち味とするサラ・クロウ氏のワイン。イメージを全く覆す、スマートな上品さをもった繊細なワインに仕上がっています。
《テイスティングノート》
桑の実やブルーベリーが控えめに香る引き締まったアロマ。アニスのようなスパイスも感じます。十分な熟度ながら重さを感じさせない果実味で、明るい酸味がすっと抜けていきます。緻密なタンニンはしっかりと口を刺激し、美しい余韻に続いていきます。
Warramate Cabernet Merlot Malbec