《生産者について》
クルエ家はその昔、ルイ16世やナポレオンの側近として仕えていたという名門一族。ナポレオンから受け継いだ領地でスタートしたワイン農家から、現在のシャンパーニュ・メゾンである「アンドレ・クルエ」となりました。
発酵にはステンレスタンクとバリックのオーク樽の両方を使います。ステンレスタンクで発酵を開始し、4つのタイミングで徐々にバリックに移していき、発酵を完了させます。発酵のどの段階でオークに触れるのかで違いがあるのがその理由で、最後にブレンドします。
その品質の評価は徐々に上がってきており、「ボランジェのようなスタイルと品質に向かっている」と言われています。
《このワインについて》
シャルドネ100%でつくられることを意味する「ブラン・ド・ブラン」。それをボトルパッケージに至るまで最大限に表現した、この「チョーキー」。
ブドウはコート・デ・ブランのものが2/3、ブジー、アンボネイ村より1/3仕様しており、表記はありませんが全てグラン・クリュで、2013年の単独ヴィンテージです。
瓶内2次発酵7年を経て、2021年の春にデゴルジュマンされました。
《テイスティングノート》
グレープフルーツやライムなどの柑橘系アロマに加え、蜂蜜、ブリオッシュ、バター、石灰などの複雑な香りを感じます。
シャープでキレのいい酸味を感じ、クリーミーな泡が心地よい酸とともに広がります。
Andre Clouet Chalky